前置き
今回は僕が1ヶ月の勉強で、Google Cloud Associate Cloud Engineer(アソシエイトクラウドエンジニア)に合格したので、その勉強法について書きたいと思う。
試験概要
アソシエイトクラウドエンジニアはGoogle Cloud の資格の中で、アソシエイトレベルに位置する資格である。
試験時間:2時間
受験料:125ドル(税別)
試験形式:多肢選択式/複数選択式50問
合格点:非公開(おそらく7~8割と言われている)
試験問題としては、単純にサービス名を答えるような問題は少ない。問題文の要件から最適なサービス、構成の選択肢を選ぶ必要がある。
具体的な勉強法
公式模擬試験の受験
Google Cloudでは、公式が練習問題を公開しているので、ますはそれを受験しよう。
Google Cloudに関しての知識が無い状態で受験すると、最初は全く問題が解けないと思うが、試験がどのような感じか分かればそれで良い。
udemy教材で概要の理解
公式模擬試験で試験を体験したら、次はudemyの教材でGoogle Cloudの概要を理解しよう。
Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer 合格コース
ハンズオンまですべてやっていると時間がかかるので、概要の理解のためであれば、ハンズオンはやらなくても良い。
問題集の周回
概要が理解できたら、次は問題集を周回しよう。
僕は下記の問題集を使って約260問を2周した。
受験する上で覚えておくべき内容
IAMロールは個人ではなくグループに割り当てる。
cloud storage:ストレージサービス。マルチリージョンのデータ自動同期のバケットをサポートしている
Firestore:フルマネージドでスケーラブルなサーバーレスのドキュメントデータベース。NoSQLデータベース
Cloud Functions:イベントをトリガーに実行されるフルマネージドサービス。FaaS(Functions as a Service)の一つ。
BigQuery:データウェアハウス。アドホッククエリを実行できる
Cloud SQL:マネージドのRDBMSサービス
Cloud Spanner:フルマネージドのリレーショナルデータベースサービス
Bigtable:NoSQLビッグデータ向けフルマネージドデータベースサービス。低レイテンシ、高スループット、膨大なデータをリアルタイム処理が可能。時系列データの保存に最適。一貫性と原子性を提供する
Pub/Sub:メッセージを生成するサービスで、それらのメッセージを処理するサービスと切り離す非同期のスケーラブルなメッセージングサービス。リアルタイム分析
Cloud Run:任意のプログラミング言語でコード記述してコンテナイメージをデプロイするだけでアプリケーションを実行できるフルマネージドサービス。クラスタ、インフラの管理は必要無い。負荷に応じて自動的にスケーラブルに稼働する
プリエンプティブルインスタンス:標準のVMよりもはるかに低価格で利用できる。ただし他のVMに割り当てるためにコンピューティング容量を再利用する必要がある。Compute Engineの余剰の容量を利用する機能であり、使用できるかは利用状況に応じて変わる。
バイナリロギング:ポイントインタイムリカバリに役立つ
ローリングアップデート:同じ機能を持った複数のコンピュータで構成している場合のシステムアップデート手法の一つ。システムの稼働状態を維持しながら1台ずつ順番にアップデートを行っていく
Google Cloud Directory Sync(GCDS):GoogleアカウントのデータをMicrosoft Active DirectoryやLDAPサーバーと同期させることができる。コンテンツをGoogleアカウントに移行するものではありません。Active DirectoryをIDのソースとして使用してユーザーを同期するのに役立つ
VPCフローログ:有効にすることで、すべてのネットワークフローを追跡できる。VMインスタンスによって送受信されたネットワークフローのサンプルが記録される
並列複合アップロード:サイズの大きいファイルをアップロードする方法。1つのファイルが最大で32チャンクに分割され、チャンクが並列して一時オブジェクトにアップロードされる。このオブジェクトから最終的なオブジェクトが作成され、一時オブジェクトが削除される。gsutilで利用する。
onHostMaintenance:Compute Engineのプロパティの一つ。インスタンスの再起動が必要になるメンテナンスイベントが発生したときの動作を指定する。
automaticRestart:Compute Engineのプロパティ。インスタンスがクラッシュしたか、システムによって停止した場合の動作を指定。
インスタンスがファイアウォールルールに従うためには、ファイアウォールをインスタンスに関連付ける必要がある。ターゲットタグを使用してファイアウォールルールを作成した場合は、そのネットワークタグをインスタンスに適用する必要がある
SSLプロキシ:SSLオフロードを使用して外部TCP負荷分散の設定で使用する。SSLオフロード機能を持つTCPトラフィックをサポートする
SSLオフロード:Webサーバで行っていたSSLの暗号化や復号の処理を、他の機器で肩代わりすること
まとめ
Google Cloud ACE はクラウドサービスに触れたことが無いと、聞き慣れない用語が多いが、正しく対策して勉強をすれば合格できる資格である。
資格取得を考えている人は本記事を参考にしてほしい。
コメント